ドッグセラピーって何?

犬と触れ合うことで心が落ち着いたり、疲れがとれたりした経験はないでしょうか。ドッグセラピーとは、「動物介在療法」というアニマルセラピーの一種です。犬に触れたり、遊んだりすることを通じて、心や体のリハビリテーションや治療を目的としています。ドッグセラピーは1970年代から、欧米で広く普及しました。日本でも現在、医療現場での療養目的だけでなく、教育現場や、介護施設などにも取り入れられています。ドッグセラピーは大きく分けると2つの種類があります。1つ目は、レクリエーションの一貫として行われる集団ドッグセラピーです。介護施設などで実施されるドッグセラピーは、集団ドッグセラピーが多いです。2つ目は一人一人に対して行われる個別ドッグセラピーです。20~30分ぐらい、犬に話しかけたり、撫でたり、餌をあげたり犬とコミュニケーションをとります。ドッグセラピーをうけると、意欲が向上したり、表情が明るくなったり、言葉数が増えるという効果があります。なぜ、このような効果が表れるのでしょうか。人間には「守ってあげたい」、「いたわってあげたい」という自発的な使命感があります。犬になにかしてあげることで、この使命感が刺激され、存在意義を感じることができ、意欲が向上します。また、犬と接していると、人間の体内で副交感神経が活発になり、リラックス効果を得られたり、ドーパミンという脳内伝達物質の分泌が増え、楽しいという気持ちが体感できたりします。このような効果から、ストレスが軽減され、笑顔が増えたり、明るくなれたりするのです。他にも、人とあまり話すことがなかった人が、犬の話題を通じて、会話をするようになったり、認知症のある方が症状が改善したりする効果もあるそうです。犬と、遊んだり触れたりすることで、心や体の症状がよくなるドッグセラピーは、人も犬も豊かになれるとてもいいセラピーですね。